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患者調査(厚生労働省)や人口推計(総務省統計局)をはじめとする公的統計から、有病者数や有病率などの日本の疾患に関するデータを算出し、グラフでわかりやすく可視化します。
コンテンツ
公的統計について
患者調査とは?
患者調査の概要(厚生労働省)
厚生労働省が3年に1回実施する基幹統計調査であり、全国の病院や診療所を利用する患者の属性、入院・来院時の状況などの実態を明らかにし、医療行政の基礎資料を得ることを目的としています。
ポイント
- 調査対象:全国の医療施設(病院・診療所)を利用した患者(入院・外来・退院)
- 調査方法:層化無作為抽出による標本調査(500床以上の病院は全数調査)
- 調査時期:入院・外来患者は10月の指定された1日、退院患者は9月の1か月間
- 主な調査項目:性別、年齢、住所、傷病名、受療状況、診療費等支払方法、在院日数、退院後の行き先など
- 主な集計内容:推計患者数、受療率、退院患者の平均在院日数、傷病分類別患者数など
- 実施頻度:3年に1回
- 目的:医療行政の基礎資料作成(医療政策や地域医療計画などに活用)
人口推計とは?
人口推計について(総務省統計局)
人口推計とは、5年ごとに実施される国勢調査の人口を基準に、出生・死亡・転入・転出・出入国などの人口動向データを加味して、各月・各年の人口を算出する統計です。
ポイント
- 基準:国勢調査(5年ごとに実施)の人口を基礎とする
- 目的:国勢調査が行われない年の人口状況を毎月・毎年把握すること
- 方法:出生・死亡・転出入・出入国などの実績データを加減して推計する
- 内容:年齢・性別・都道府県別などの人口
- 特徴:実際の人口に近い数値を算出できるが、住民基本台帳人口とは異なる場合がある